立教大学演劇研究会 2025年度3月公演

あらすじ



「私は記憶の所在を知らない。」

この世界の何処かに存在するという「落とし物の国」。そこは、やさしい思い出の眠る場所。

ある日、「夢で聴いた音楽」を探して「落とし物の国」を訪れた少女・はるかは、そこで落とし物を管理する少年・遺失物係と出会う。忘れられた音楽の眠る場所を目指して二人は「落とし物の国」を巡り、不思議な住人たちと出会うことになる。いつも気怠げにラジオを聴く少女、幼い頃大切にしていたくまのぬいぐるみ、自分の音楽を忘れた音楽家。淡く漂う思い出と邂逅する先に、はるかの見つけたものとは……。

演出挨拶


 特設サイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。3月公演『君は忘却の戯れ』の脚本・演出を務めます、大金飛翔と申します。

 突然ですが、皆様が生まれてから見た一番古い記憶はいったいどのようなものだったでしょうか。眼前にありありと思い出せますか?或いは、もう忘れてしまいましたでしょうか?

 今作は「忘却」を主題とした、とある少女を巡る小さなお話です。物語の中で忘却は消失を意味し、その先には不在が広がっています。人間は皆等しく忘却しそれから広がる果てしない空白の前に、自分とは何者か、その意味を問うのかもしれません。

 ふとした瞬間に人は孤独を感じます。それはともすると、この世に生まれる前に一緒に過ごしていた誰かがいたのではないか。もう忘れ去られた、失われた「誰か」との記憶を求めて、そんな想像を時折します。少し色褪せた、けれどもあたたかな光に満ちて波のように優しく。それは今も記憶の泡沫にやさしく漂っているのだと思います。

 忘れてしまったはるか昔の、名前も知らない誰かの憧憬として。

公演日程


3月8日(土) 13:00〜 / 17:30〜

3月9日(日) 13:00〜

 

※開演の30分前からご入場いただけます。

※上演時間は約50分を予定しております。

※アーカイブ配信もございます。

アクセス


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立教大学池袋キャンパス

ウィリアムズホール4階スタジオ